家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
世界の家
ストリートビューで眺めると、
その国の住まい文化を
想像することができます。
さまざまな映像で見て、
海外の建物では地下室があることは
少なくありません。
日本では雨が多く、
土壌に湿気を含むためか
あまり普及していません。
隣国韓国でも、
カンヌ映画祭で最高賞の
パルムドール、
とアメリカのアカデミー賞を
同時受賞した、
韓国映画の
「パラサイト ― 半地下の家族」
を見ても、
地下室は普通にあるようです。
同様に、欧州にも、
小さな戸建て住宅の外観にも、
床下に窓がある家を
いくつも発見できます。
でも、
それらがすべて
地下室とは限りません。
欧米にはじつは
「ポニーウォール」と呼ばれる
建て方があります。
日本の東北の曲屋(まがりや)のように、
日本の民家建築にも
馬屋が家に組み込まれている
古民家は多くありました。
おそらく、
どの国でも同じ感覚で、
馬屋は家と組み合わされて
いたのでしょう。
その馬が、
ポニーしか入らないような
半階分の高さの壁でできているので、
名づけられたのが
ポニーウォールで、
純粋な地下室ではなく、
収納として使われることが
多いようです。
みて見ると、
いかにもコンパクトな家で、
居住スペースが
あまり広くはなさそうです。
この限られた空間を
生活に有効に使うためには、
やはり大きな収納が必要です。
湿気の多い日本でも、
あるいは水害のことを考えると、
ポニーウォールは
日本でも利用できる家の
建て方になるかもしれません。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。