家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
家と太陽
家づくりで考える太陽との関係
毎朝、目が覚めて朝食を摂り、
昼に活動して、
一日を終えて床につく。
太陽が昇り沈むという、
何気ない毎日は続いて
私たちの生活は成り立っています。
そうです、
太陽を抜きにして、
私たちは生活も家も
語ることはできません。
太陽と家のことについて
まとめてみました。
家と方位
洋の東西を問わず、
都市型の家では道路に向かって
開かれているのが普通です。
宿場町などの街道筋では、
隣接家屋との間に
窓をつくることはできません。
また、
日本庭園でも多くは
南向きに家は建てられていません。
有名な桂離宮は、
のぼる月を池の水面に
映しながら眺めるように
造られているので、
東に向いています。
さらに庭園内にある、
松琴亭、貴花亭、園林堂なども
南には向かず、
それどころか北に向いて
建てられています。
それは庭の眺め方から
考えられているものです。
植物は太陽の光を
最大限に受け止めようと、
葉を太陽に向けています。
これを葉表(はおもて)といい、
南側から眺めることで
庭の木々の葉の美しい姿を
見ることができます。
逆に南に向いた窓から
庭を眺めれば、
葉裏(はうら)を眺めることに
なってしまいます。
庭園においては、
人よりも庭や植物の方が
主人公なのです。
逆に、
日本で築100年以上経つ
古民家を見ると
日本全国に共通して、
南に向いた家がほとんどです。
その家は
東側に土間や馬屋があり、
広縁を通じて
西に座敷が続いています。
どの地域にも、
似たような家が
建てられていたことから、
家相にも通じ、
古人が方位に対する
強い意識を持っていたことを
感じさせられます。
その大きな要因に、
太陽の動きがあることは
間違いありません。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。