家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

家と太陽

家づくりで考える太陽との関係

毎朝、目が覚めて朝食を摂り、

昼に活動して、

一日を終えて床につく。

太陽が昇り沈むという、

何気ない毎日は続いて

私たちの生活は成り立っています。

そうです、

太陽を抜きにして、

私たちは生活も家も

語ることはできません。

太陽と家のことについて

まとめてみました。

太陽の家

確かに広い土地に

自由に建てられれば、

太陽の動きを捉えた理想の家が

できるかもしれませんが、

現実は厳しいものです。

南向きの土地とは限りませんし、

南面に建物が建っていては、

日差しを確保することも

ままなりません。

建物の方で太陽を取り込むための

工夫を重ねる必要があります。

そんな時にも、

いくつかのポイントがあります。

たとえば家を建てる敷地の中で

いちばん日当たりが良いのは

どこでしょうか?

一瞬、

南側と答えたくなりますが、

じつは北側です。

南側に充分な庭を確保すれば、

たとえ南に家が建っていても、

日当たりは良くなります。

敷地の北側に風呂や洗面などの

水回りを配置すると、

リビングやダイニングが南に出てきて、

結果的には

日当たりが悪くなります。

敷地の中で最も日当たりの良い北側に、

最初にリビングを配置して、

その周囲に水回りを設計すれば、

太陽が入り込む家になります。

それはつまり、

中庭のある家です。

中庭はまるで、

空に開かれた窓のようになります。

京都の町屋なども、

こうした中庭をつくることで、

家の中心に

太陽を届かせることができています。

もうひとつのポイントは、

太陽の光は、

高いところほど当たります。

たとえば、

1階よりも2階です。

もし南側に2階建てが

建っていたとしても、

自宅の2階から見れば、

隣家に平屋が建っているのと

同じことです。

逆に日の当たる2階で眠り、

起きてから日当たりの悪い

1階に降りてくる家も

少なくありません。

太陽が昇る昼間に過ごす空間こそ、

2階に配置するほうが

合理的といえます。

つまり、

2階をリビングにするのです。

せっかくの南道路で

日当たりの良い敷地であっても、

道路を行きかう人の

視線を気にして、

レースのカーテンを閉めて

過ごすことになりかねません。

通行する人の視線が届かない

2階であれば、

カーテンを閉めることなく、

めいっぱい太陽を

取り込むことができます。

2階よりもさらに

日当たりが良いのは屋根です。

この屋根に

太陽光発電を搭載すれば、

屋根が収入を生み出してくれます。

普及に伴い、

余剰電力の買い上げ金額は

低下しましたが、

何よりも使っている電気が

安くなるのです。

今では蓄電もでき、

災害への対策にもなります。

太陽光発電が、

家計の応援になることは

間違いありません。

そしてエネルギーを

使う分以上に、

エネルギーを

生み出していることは、

地球環境に

貢献していることに他なりません。

太陽はどの敷地にも

平等に光を降り注いでくれます。

その光を

最大限に活用する家を、

しっかりと考えてみては

いかがでしょうか。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。