家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
サステイナビリティの要
世界にある
創業200年を超える企業の、
じつに65%が日本にあるといいます。
多くの企業は20~30年で
世代交代は起きるもので、
事業の受け継ぎを果たさないと
途絶えてしまいます。
反面、
時代の変化に合わせて、
経営者として
変えてゆく決断もしなければ
続くことはありません。
どの企業も、
この2つを守り続けてきました。
世界最古の企業は、
およそ1500年前、
聖徳太子の時代に
日本に初めての官寺である
四天王寺を建立するために、
百済から渡来した宮大工が
3人おりました。
その3人のうちの1人が
創業したのが金剛組です。
建立後も
四天王寺を維持するために
伝統を引き継ぎ、
織田信長の焼き討ちなどの
数回の焼失にも屈することなく、
四天王寺の再建を
金剛組が担ってきました。
企業の持続性はそのまま、
四天王寺の持続性でもあるのです。
考えてみれば、
それは四天王寺だけのことでは
ないはずです。
どの町の寺社でも、
その町に建築を手掛ける大工が
いなくなってしまっては
維持できません。
あるいは、
維持保全を強く望む長が居て、
遠くからでも
大工を呼ぶ決意がなければ
維持できません。
どんなに高度な技術を使って
サステイナビリティに配慮したものや
仕組みを築いても、
持続性の意志と維持管理を担う人材が
引きつながれない限り、
サステイナビリティを
実現することはできないのです。
世界では木造の価値を見直して
進化させているときに、
日本では
コンクリートや鉄の建物ばかりに
目を向けてしまいました。
大工の育成と木造建築維持の意志が
危機を迎えているといわれています。
地域の建設会社は、
その歴史の如何にかかわらず、
社会インフラとして
あり続けてもらわねば困ります。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。