家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

古民家の教え

木材は長持ちしない

と思っている人も

多いと思います。

目の前で痩せて、

腐ってゆく木材を

見ることもあります。

でも、

残されている建築物を見ると、

その概念はちょっと変わります。

1300年を超えて

立ち入ることのできる

木造建築物として

法隆寺が残されている一方、

鉄骨造りは

約260年前の鉄橋が

最も古い建造物です。

さらに

鉄筋コンクリートは

約130年前に初めて建てられ、

今は、

その痕跡しか残されていません。

それは最先端の技術だけではなく、

市井の古民家でも

証明されています。

しかも、

鉄やコンクリートを使うのには、

大きな

エネルギー量を必要として、

木材の何倍ものCO2を

排出します。

その古民家の多くは

柱を基盤の目状に配置して

作られているので、

何百年もの間に

生活様式が変わっても

対応できるように

造られています。

確かに

構造の解析ができない

ローテクの時代の

建物かもしれませんが、

だからこそ

サスティナブルが

達成できているといえます。

その意味では、

自由な設計の能力は

退化していると

考えられないわけでもありません。

また、

古民家には樹齢100年以上もの

材が使われていることもありますが、

決して

もったいないとは思えません。

すでに

樹齢以上の使用に

耐えています。

それに対して、

今の日本に育つ国産材は

70年を越えようとしていますが、

それを30~40年で

壊してしまうことの方が、

余程もったいないことです。

脱炭素社会が

望まれているときに、

森林がCO2を固定化する

功績を鑑みれば、

この木材を長く使う

テクノロジーこそ、

最も基盤に置いて

進めなければいけない

ことなのかもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。