家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
二重価格表示の広告には、
不当なものがあります。
家づくりの貯蓄のため、
広告をチェックしつつ節約に励んでいると、
「本日限定で、
当店通常価格より〇〇%オフ!」
「メーカー希望小売価格から
〇割引で提供!」
というフレーズに、
お買い得感を抱くことがあります。
もしかしたら、
「必要というわけではないけど、
こんな割引率は滅多に見ないから…」
と、つい購入してしまう方も
いるかもしれませんね。
ところで、それらの広告の中に、
消費者に誤解を与えやすい表示が
あることをご存知ですか?
上記のように、
二つの価格を表示することを
『二重価格表示』といいます。
比較対象として用いられる価格には、
・自店でこれまでに販売した価格
(当店通常価格・セール前価格)
・同じ地域のライバル店の価格
(他店販売価格・市価)
・メーカー希望小売価格
(カタログなどに記載された価格)
・オープン価格
(メーカーによる価格表示は無い)
などがあります。
二重価格表示の注意点は
以下の通りです。
■当店通常価格
その商品の価格表示が、
セール開始前8週間以上の期間、
販売されていた価格なら問題ありません。
しかし、
当該価格で販売されていた期間が
8週間のうち通算して2週間未満の場合は
「通常価格」に該当しません。
■将来の販売価格
「仕入れ値高騰の為、
来月から値上げします」
などのように、
将来の販売価格を提示することで、
現在の販売価格を割安に見せる
手法があります。
将来の販売価格を示したにも関わらず、
・実際には表示した価格で
販売しなかった
・将来の販売価格では、
ごく短期間しか販売しなかった
といった場合、
不当表示に該当する恐れがあります。
■メーカー希望小売価格
カタログ等に記載されている価格と
異なる価格を
「メーカー希望小売価格」
として紹介していることがあります。
割引率が大きすぎる時は、
みなさん自身も価格を調べた方が
良いでしょう。
価格が記載されていない場合、
「メーカー希望小売価格はどこで
確認できますか?」
と広告主に尋ねれば、
教えてもらえるかもしれません。
■ライバル店の販売価格
その価格の中には、
・最近の販売価格とはいえない価格
・正確に調査していない価格
があります。
それに伴う割安感に
騙されることが無いよう、
ライバル店のチラシや公式サイトも
チェックしておきましょう。
このような商品の販売に対する
不当表示以外にも、
・有償のアフターサービスを
無償と誤認させる広告で関心を集める
・実在するが販売対象ではない不動産を
広告に載せる
といった不当表示の事例もあるとか。
また、最近では、
アフィリエイトの増加に伴って、
販売店が把握しきれていない
アフィリエイターによる
不当表示も発生しているそうです。
いずれにせよ、
比較対象の価格を見て購入を決める時は、
事前に比較対象の価格が正しいか
調べた方が良さそうですね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。