家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
古民家の魅力と再生
古民家は街の宝になる
ちょっとお洒落なレストランで、
古材を使ったインテリアを
よく見かけるようになりました。
また、実際の古民家を再生した事例も
各所にあります。
年数を経て積み重なれた風合いは、
新築では決してできないものです。
古民家も生き返る、
リノベーションの魅力と条件を
考えてみましょう。
2016年以降、
首都圏のマンション市場は、
大きな転換期を迎えています。
新築の販売戸数よりも、
中古流通の成約戸数のほうが
多くなったのです。
それなりにストックが
できたこともありますが、
家を手に入れる感覚も、
少しずつ変わる可能性があります。
これが欧米の住宅事情では、
既存住宅の流通の方が当たり前です。
既存住宅の流通は、
アメリカやイギリスでは、80%を超え、
家は流通によって
自由に動かせる財産であり、
動かせない不動産ではないのです。
それと同時に古い家ほど
価値が高くなるともいわれます。
設備や性能は、
古い家ほど劣化して価値は下がりますが、
取り換えれば不足はありません。
もちろん家を新築することも
同時に行われていますが、
こうした既存住宅の流通が
盛んになっているからこそ、
新築の条件にも影響があり、
参考になることがあります。
マンションの損得
そして日本では、この現象が
首都圏のマンションから始まりました。
マンションの評価条件は
戸建て住宅に比べると
比較的単純なので、
購買者にとって
判断がしやすいのでしょう。
流通しているマンションの価格は、
現実に取引されている売買価格の
事例が重なって決まっています。
利便性や築年数、
面積などの条件がわかれば、
価格が比較でき、
ある程度の判断が
できるようになります。
そのような市場の中で
新築物件があると、
多くは割高に感じられるでしょう。
それというのも、
新築マンションでは
周辺の相場よりも、
最終的には、
土地の仕入れ値と建設工事費、
さらに相応の経費を加えて
価格が決められています。
最後の販売経費分が、
重い負担になってしまうのです。
こうした新築マンションの割高感に
消費者も気づき始めているのだと
思われます。
また既存のマンションを買っても、
じつはリノベーションすることで
快適な生活空間を実現できることが
知られてきたことも、
大きな要因になっているようです。
共有部分は個人では
手を加えることはできませんが、
専用部分は
一度スケルトン状態に解体すれば、
間取りもデザインも自由に
作り直すことができます。
その意味では、
リフォームを大規模にした
リノベーションに時代が、
マンションの流通を
支えているといっても
過言ではないでしょう。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。