家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
太陽光発電について
クローズアップ現代に寄せられた
気になるギモンに専門家が答えています。
質問に回答していただいたのは、
建物の断熱や省エネが専門の
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の
前真之准教授です。(引用文を記述します)
Q、リサイクルについての疑問
「太陽光発電の場合、
使用済み時の廃棄方法が
確立されているのか。
問題はないのか」
A.必要がなくなった太陽光パネルは、
まず別の場所で
リユースできるかを検討します。
難しい場合に
廃棄されることになりますが、
単に破砕・埋め立てに
回してしまうのではなく、
リサイクルに回すことが
望ましいのはもちろんです。
太陽光パネルというと、
ずいぶん特殊なイメージが
あるかもしれませんが、
ほとんどは
アルミとガラス・樹脂といった
ありふれた素材です。
(太陽光Q&A50ページ)
リサイクルについて 太陽光パネルはどのようにリサイクル
されているのでしょうか?
「太陽光パネル設置に関するQ&A 令和5(2023)年9月22日」p53より
首都圏にも
リサイクル施設は多くあるため、
技術的には十分に
対応できると考えられます
(太陽光Q&A47ページ)
セルなど一部の部品には
鉛などの有害物質が
含まれていますが、
こちらも専門業者によって
適切に処理されます
(太陽光Q&A45ページ)
課題があるとすると、
廃棄するときにきちんと
リサイクルされるルートに乗るのか、
必要な費用が確実に負担される
仕組みが整備されるか、
という点だと思われます。
こうした課題は
経産省・環境省合同の
「再生可能エネルギー発電設備の
廃棄・リサイクルの在り方に関する検討会」
で論議が進められているので、
参考にされるとよいでしょう。
環境省は、2035~37年には
太陽光パネルの排出量が
ピークを迎え、
年間約50~80万tが
排出されるとしています。
ずいぶん多く感じますが、
日本では産業廃棄物が
3億トン以上発生しています。
他の産業問題と同じく、
太陽光パネルの適切な処分方法が
進められることに期待しましょう。
本日はこれまでです。
NHK地球のミライからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。