家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
家づくり、ワンランクUP!
高級な家とはどんな家?
高級な家をイメージさせる
大切なキーワードを使った
具体的な記述を上げると、
「門構えから玄関までの距離がある」
「玄関前のアーチに
バラがたくさん咲いている」
「門にはやや重厚感のある扉があり、
玄関までのアプローチが長い」
などです。
このことを前提にして、
改めてビバリーヒルズの
住宅を眺めると、
街路樹を含めて庭木は
住宅を隠すほどに成長しています。
それに加えて前面道路からの
セットバックも大きく、
小ぶりな平屋の住宅でも
敷地内に車寄せがあって、
ガレージは敷地の奥にあります。
ビバリーヒルズの事例でも
やはり建物よりも、
前面の道路からのアプローチに
高級感があふれているようです。
玄関は家の顔とも言いますが、
佇まいを感じるのも玄関先の雰囲気に
ポイントがあるようです。
新しく家を考えるのにも、
また今ある住まいを
リフォームするのにも、
玄関アプローチの雰囲気を
変えることにより、
ワンランクアップの家を
つくることができるのです。
玄関という言葉のいわれは、
「玄妙なる道理への関門」
という意味です。
禅宗の寺院から始まり、
武家住宅に取り入れられてきました。
今でこそ玄関のない住宅はないほど
当たり前ですが、
本来は一般の民家に玄関は
ありませんでした。
終戦後の都会に出てくる若者が増え、
核家族化の住まいが普及することで、
どこの家にも玄関が
作られるようになったのです。
もちろん、
一部の民家では式台のある
格式のある玄関が作られましたが、
それは家人が使うものではなく
客人を迎えるためのものでした。
名字帯刀と同時に、
門を構えることも許可がなくては
できない時代が長く続きました、
しかもその形は、
立場に合わせて厳格に
決められていました。
このような歴史が
深く根付いているからこそ、
今の私たちも
「門」や「玄関」に佇まいとしての
格を感じるのかもしれません。
歴史の中にある
最も象徴的な門づくりの事例は、
茶室にあります。
簡素な居宅を求めてきた茶室では、
客人を迎えるために
路地がしっかりと考えられていました。
待合で顔見せをしてから
路地を抜けるまでの間に、
世間にけがされた邪念を捨てて
気持ちを切り替えます。
路地という
アプローチを歩くことで、
深遠な場所への移動を
意識させているのです。
高級という印象を超えて、
文化と品格を感じる贅沢さです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。