家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
木材は使ってこそ環境貢献
日本列島の70%に森林があっても、
まだまだ日本が資源国であることを
実感できません。
たとえ人工林が天然林の量を
超えるほど育っているとしても、
その半分は木材として
使うことはできません。
防災のために
植えられているものであり、
伐採することができないのです。
また、
日本の産地は急峻な地形が多いので、
伐採して使うためには、
複雑な林道を通す必要があるなど、
コストがかかるといわれています。
ところが森林が持つ機能というのは、
ほんとうにさまざまな要素があって、
わたし達に
恩恵をもたらしてくれます。
その恩恵をしっかりと数えながら
検討してみないと、
ほんとうの森林の価値は
分かりません。
日本学術会議では、
年間で70兆円にも
及ぶものであると試算しています。
たとえば森の樹木が根を張ることで、
山の崩落が抑えられることから
防災林としての役割があります。
また、
これだけ雨の多い日本では、
もし樹木が生えていなければ
浸食も深刻になります。
この2点だけでも、
35兆円以上の価値があると
されています。
さらに森が水を地中に浸透させることで
保水の役割があります。
やがてその水は浄化されて、
水資源となります。
もちろん水だけではなく、
樹木をはじめとして
山の幸がたくさん取れれば、
それも森林の価値です。
森が育つことによって
二酸化炭素が吸収され、
今では金額に換算して
売買することもできる
時代になりました。
その総額は、
年間の国債発行額の倍にもなります。
もしかしたら、
いつか日本の活路になるのかもしれません。
森林の持つ機能 評価額(年間)
水質浄化 146,361億円
水資源貯留 87,407億円
表層崩壊防止 84,421億円
洪水緩和 64,686億円
保健・レクレーション 22,546億円
二酸化炭素吸収 12,391億円
化石燃料代替 2,261億円
合計702,638億円
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。