家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

匂いの家学

香りがもたらす

安らぎの時

普段の生活の中でも、

消臭剤とか芳香剤などが使われています。

匂いは一度気になると鼻につくものです。

一方、芳香植物の匂いを使って、

ストレスを解消したり

心身をリラックスさせる

アロマテラピーも流行っています。

お香やフレグランスの種類も

豊富に揃えられ、

生活の中に安らぎの瞬間を

演出ことができます。

匂いの家学を住まいづくりに

生かすことはできるのでしょうか。

人間の五感

人の肌は精度の高い、

圧力センサーのようなものです。

精密なセンサーでも

計測できない変化を、

職人は指先で感じています。

温令点や圧点などもありますが、

基本は触れている感覚1つです。

では、

鼻で感じる臭覚というのは

どうでしょうか?

臭いを言葉で表現することは難しく、

しかも順応することで

臭いを感じなくなることもあります。

じつは香りについては、

まだ未解明な部分が多く残されているのです。

匂いの不思議

味覚の仕組みが分かってきたのは

近年のことです。

2004年のノーベル医学生理学賞で

「におい」を認識し

記憶するメカニズムを解析したとして、

アメリカの2人の科学者、

R.アクセル博士とL.Bバック博士に

賞が与えられました。

受賞理由も

「人類のもっとも謎に包まれた感覚」

の理解を高めたことにあります。

しかも3色・5味・7音階のように

単純な組み合わせではなく、

約1000種の臭覚容体が

働いているとあります。

さらにほかの感覚は

脳の視床下部経由で

大脳に届くのに対して、

臭覚は大脳辺縁系と連動して

大脳の臭覚野に届きます。

大脳辺縁系は脳の中でも

最も古い部位のひとつであり、

動物に共通する機能として

関連している部位です。

そして情動や記憶の形成にも

かかわりの深い部位でもあります。

つまり、

人が感じている匂いとは、

その人の記憶や思い出とも

深い関係にある感覚ということが

分かってきたのです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。