家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
匂いの家学
香りがもたらす
安らぎの時
消臭剤とか芳香剤などが使われています。
匂いは一度気になると鼻につくものです。
一方、芳香植物の匂いを使って、
ストレスを解消したり
心身をリラックスさせる
アロマテラピーも流行っています。
お香やフレグランスの種類も
豊富に揃えられ、
生活の中に安らぎの瞬間を
演出ことができます。
匂いの家学を住まいづくりに
生かすことはできるのでしょうか。
匂いと健康
1986年に静岡大学農学部が
行ったハツカネズミの
生存実験があります。
木製と金属性・コンクリート製のゲージで、
幼いハツカネズミを飼育し、
20日後の生存率を比較しました。
もちろん湿度や温度や給餌の条件は
同じです。
結果は、
木製のゲージでは85%が生存し、
金属製では約40%、
コンクリートでは7%しか
生き残りませんでした。
温熱環境によって
コンクリートでは体温を奪われた
母ネズミが授乳をやめたなど、
多くの原因があると思われますが、
木の香りによるストレス解消も
要素のひとつにあるのでは
ないでしょうか。
この生存率のデータを
反転させて死亡率のグラフにしてみると
もっとショックです。
コンクリートのゲージの
死亡率約93%、
金属のゲージの死亡率58%、
木製のゲージの死亡率14%。
金属やコンクリートの匂いには、
動物を安らかにしてくれる
匂い成分はありません。
臭覚はほかの感覚とは違い、
脳に直結して動物の本能にも
直接的に影響を及ぼす感覚です。
動物が生存するために最初に
身に着けてきた感覚だからこそ、
臭覚は本能に近いのです。
まさに、
生きるための感覚が臭覚なのです。
その後も、
木製のゲージのネズミは温和で、
コンクリートのゲージのネズミは
ストレスが高まり
攻撃的になっていました。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。