家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
延長コードなどによる火災事故が
毎年発生しています
NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)
によると、
延長コードなどの配線器具による
火災事故が毎年発生しているそうです。
その中には、
使い方や設置状況が
要因とみられる事故もあったとか。
以下に、
2019年から2023年に発生した
事故の中から3件を紹介しますね。
■トラッキング
使用中のテーブルタップ付近から出火し、
周辺を焼損した。
テーブルタップの電源タップに他の電気製品を
製造後約23年接続したまま放置し、
接続部にほこり等が蓄積したため、
トラッキング現象が生じて
焼損したものと考えられる。
■強い圧力
テーブルタップに
電気製品を接続していたところ、
テーブルタップ及び周辺を
焼損する火災が発生した。
使用者がテーブルタップに
足を引っ掛けて電源プラグ部に
外力が加わったため、
電源プラグ栓刃可動部の
カシメ部が緩んで接触不良が生じ、
異常発熱して発火したものと考えられる。
■最大消費電力を超えて接続
使用中のコードリール付近から出火し、
建物を半焼した。
コードリールは
ほとんど巻き取られた状態であり、
巻き取り時の定格電流値を超える電気製品
(布団乾燥機2台及び電気除湿器2台)
を接続して使用したため、
コードが異常発熱して
ショート・スパークが生じ、
焼損したものと考えられる。
これらの事故は対策すれば防げます。
主な対策は以下の通りです。
■ホコリや水分に注意
電源プラグや電源タップにホコリや
水分が付着すると発火する恐れがあります。
掃除の際はコンセントから
抜いて丁寧にふき取り、
掃除後はコンセントとの隙間が無いように
しっかり差し込みましょう。
■外から力を加えない
電源コードに足を引っかけたり踏みつけたり、
家具で圧迫したりと、
外から無理な力を加えるのは危険です。
電源コードを床に這わせる時は、
転倒事故防止も兼ねて、
外から力が加わらないよう
対策をしましょう。
■最大消費電力と製造年を確認
延長コードやテーブルタップの本体部分には、
「合計1500Wまで」のように
最大消費電力が記されています。
コード部分には「2023」
のように製造年が記されています。
延長コードの耐用年数は
3~5年が目安ですが、
使用状況によっては短くなる場合もあります。
・使用時に熱くなる
・コードを動かすと点いたり消えたりする
などの症状が出たら、
すぐに使用をやめましょう。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。