家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
強度や耐荷重を把握し、
住まいを守りましょう
洗濯物を室内に干す方の中には、
物干しスタンドに干す方もいれば、
物干しのために設けられた
「天井物干し」を使ったり、
「カーテンレール」
「ドア枠」「かもい」などに干す方もいます。
壁面に突っ張り棒を
設置する方もいます。
濡れた洗濯物って結構重いですよね。
天井物干しなら、
その重さを考慮して作られています。
しかし、
カーテンレールや壁面などは、
洗濯物の重さまで考慮されていません。
ということは?
あなたの使い方次第では、
その重さに住まいが耐えられなくなる
恐れがあるんです…。
「強度や耐荷重を把握し、
住まいを守りましょう」
■天井
子どもの成長とともに
洗濯物の重さは増えます。
そのため、
洗濯物の干し方によっては
天井物干しなどが
重さに耐えられずに落下したり、
天井が破損する恐れがあります。
また、
天井に照明器具を設置する場合、
一般的な重量なら
特に問題はありません。
しかし、
シャンデリアや
シーリングライトのように、
10kgを超える照明器具を設置するなら、
事前の補強工事が欠かせません。
「新築時は予算の関係で
一般的な照明器具にするけど、
いずれは自分好みの照明器具に交換したい…」
などの希望があるなら、
その旨を
担当者に伝えておきましょう。
■壁
突っ張り棒があると、
デッドスペースを無駄なく活用できます。
物干し、間仕切り、収納など、
壁面を利用してさまざまな
利用法を楽しめます。
また、飾り棚のように、
壁を使ったDIYを
楽しむこともあるかもしれません。
このとき、
壁の強度が足りない場所に設置すると、
落下したり壁に穴が
開くことがあります。
・壁を叩いたり下地チェッカーを使って、
間柱などの丈夫な場所を探す
・事前に設置する場所を決めておき、
新築時に補強しておく
などの対策で、
安全に使えるようにしましょう。
そういえば、みなさんは
トイレや洗面所のタオル掛けを
施主支給する予定ですか?
もしそうなら、
設置予定場所の強度を
必ず確認しておきましょう。
■設置も使用も正しい方法で
例えば天井物干しの場合、
施工説明書通りに設置しないと、
事故や破損のリスクが高くなります。
そのため、
一般の方のDIYではなく、
プロによる施工説明書通りの
設置が求められています。
正しく設置しなかった場合、
メーカーは、
事故などについての責任を負いません。
突っ張り棒の耐荷重を超えて利用した結果、
壁や天井が損傷した場合も同様です。
設置も使用も、
正しい方法を確認しましょう。
■将来の使い方は?
「子ども達が成長したら、
ロールスクリーンで間仕切りしよう」
「次にテレビを買い替える時は、
壁掛けタイプにしたいな…」
「高い戸棚は不便だから、
リフォームする時は電動タイプにしたいな…」
などのように、
壁や天井への負荷を
増やす予定はありますか?
強度が足りない場所に設置すると、
天井や壁が破損するだけでなく、
近くにいた家族が
巻き込まれる恐れがあります。
「補強しておきたい場所が
多すぎて予算が追い付かない」
という時は、優先順位を整理したり、
担当者により良い方法を
相談しましょう。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。