家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住まい文化の栞

文化としての家

アメリカの

ラスベガスにあるホテル街は、

まるで街全体が

アミューズメントのようです。

ひとつひとつのホテルは、

それぞれテーマパークのように

造られています。

エジプトの遺跡や

イタリアの小さな港街が

テーマのホテルがあり、

ニューヨークの今昔が

テーマのホテルもあります。

その中でMGMホテルのテーマは、

動物園です。

宿泊客が泊まり

カジノを楽しむロビーには、

ライオンが飼育されています。

みんなが

出入りをしているすぐ隣に、

ガラス1枚を隔てて

ライオンが歩き回っているのです。

ここでは、

動物園の檻のイメージはありません。

さてここで、

このライオンの居住スペースの

表記を見ると、

「LIONHABITAT」

と書かれています。

「ハビタット」とは、

あまり私たちには

聞きなれない言葉ですが、

ラテン語で

「居住」を意味しています。

国連の中には

「国連ハビタット」という組織もあり、

都市化と居住環境の問題に

取り組んでいます。

日本では「ハウス」や「ホーム」

という言葉は聞いても、

「ハビタット」は

あまり馴染みがありません。

住まいは建てるだけではなく、

そこに家族が住み、

庭の木が育ち居住環境が整い、

さらに歴史が重ねられて、

文化が生まれてきます。

「ハビタット」というのは、

文化としての家を

表現しているようです。

ライオンの生活に

文化があるとようには思えませんが、

檻に閉じ込めた獣ではなく、

ライオンの居住環境を

整えたのだと思えてきます。

今の家も、

これからの家も、

「ハビタット」という目で

一度眺めてみてはいかがでしょうか?

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。