家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
夏は、室内のホルムアルデヒド濃度が
増加しやすい時期です
気象庁によると、6月から8月は、
全国的に平年より気温が高くなる見込みだとか。
今年は既に、真夏日(30度以上)や
猛暑日(35度以上)が観測されています。
インドでは気温が50度を超える
記録的猛暑を観測したそうですが、
梅雨明けの日本は、
どれだけ暑くなるんでしょうね…。
ところで、室温が高くなると
室内のホルムアルデヒドの濃度が
増加することをご存知ですか?
増加しやすい時期です」
■ホルムアルデヒドとは
ホルムアルデヒドは、
建材や接着剤、防腐剤などに含まれます。
そのため、
ドア・天井・壁紙・床、家具などの
住宅に関するもののほか、
衣類やベッド、手袋など、
身近なところに数多く使われています。
シックハウス症候群の
原因物質の一つで、
頭痛・のどの痛み・吐き気・倦怠感・
呼吸困難などの健康被害を及ぼします。
■温度との関係
ホルムアルデヒドは、
温度が高くなると揮発しやすくなります。
そのため、夏だけでなく、
冬の暖房している部屋でも
高濃度になる恐れがあります。
■濃度を抑えるには
・新築やリフォーム時は、
ホルムアルデヒドの
濃度が低い建材や天然素材を選ぶ
・24時間換気システムは、
常に稼働させる
・ホルムアルデヒド対応の
空気清浄機を稼働させる
・定期的に換気する
・キッチンなどの換気扇を
回しっぱなしにする
・冷房で適切に温度管理をする
・新築やリフォームをした後の1年程や、
新しい家具を購入した後は、
よりこまめに換気を行う
JIS(日本産業規格)では、
F☆☆☆☆、F☆☆☆、F☆☆と分類して
一般の方にも安全性が
わかりやすいよう表示しています。
(☆の数が多いほど安全性に優れています)
輸入製品には規制が無いため、
安全性がわからない家具などの
購入は慎重に行いましょう。
■改善しない時は専門業者に相談を
厚生労働省は、
ホルムアルデヒドの指針値を、
室内濃度0.08ppm以下としています。
室温23度の時はホルムアルデヒド濃度が
0.08ppmの部屋でも、
30度になると約0.18ppmにまで
上昇する可能性があるとか。
暑い日に、
室内で妙なにおいがしたり、
・目がチカチカする
・くしゃみや鼻水が出る
・肌がピリピリする
などの症状が出たら、
ホルムアルデヒドの濃度が
増加しているかもしれません。
換気などの対策をしても
症状が改善しない時は、
専門業者に依頼して、
室内濃度を計測した方が良さそうです。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。