家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

エコハウスについて

建物の断熱や省エネが専門の

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の

前真之准教授が解説しています。(引用文を記述します)

Q,太陽光は載せたら損をする?

A、

太陽光ヘイト(憎悪)がまん延しているが、

 エコハウス三種の神器の中で太陽光は必須

売電単価が下がった現状でも十分ペイする、

 電気代高騰をリスクヘッジできる最強アイテム

太陽光発電の導入御義務化する

一部自治体の動きに、反対意見が根強い。

理由の一つが採算性の不透明さだ。

「太陽光発電はペイするか」。

東京大学大学院の前真之准教授が、

公表データを基に独自分析する。

自家消費率と導入コストがカギ

いずれの導入年も

同じ売電単価で試算したが、

実際には近年、

買電単価は上昇が著しい。

自家消費の便益性が強まっており、

CPTはさらに短縮傾向である。

度々心配事に上がる太陽光パネルの

廃棄費用は環境省の委託調査によると、

1.5万円/kW程度と

便益への影響もごく軽微。

現状でも元が取れるのは

確実なのだから、

将来の電気代の上昇リスクに

備える意味でも、

太陽光発電が欠かせないことは

自明である。

ここまで解説してきたように、

太陽光発電の初期投資額が下がり、

日々の電気代など

ランニングコストがかさむ

現在において、

太陽光発電の導入メリットは、

かつての売電収入から、

買電収支の削減に移行している。

導入コストをさらに引き下げ、

自家消費率を

30%(調達委員会の想定)から

50%以上高めていけば、

CPTを10年以下にすることも

十分に可能なのだ。

太陽光発電に限らず、

良いものを

あまねく普及するためには、

「品質向上」に加えて、

施工費を含めた

「導入コストの低減」を

地道に積み重ねる企業努力が欠かせない。

一方で、

導入に後ろ向きな住宅事業者から

「太陽光発電は、もうペイしない」

と言われて

導入を見送った住まい手は、

買電単価上昇の中で昔ながらの

「我慢の省エネ」に

頼るしかなくなってしまうのだから

やるせない。

結局のところ、

太陽光ヘイトの実態は、

「太陽光発電を載せるための

工夫や努力が面倒」

という事業者の怠慢。

そこに再エネが商売敵の

化石産業支持者が

迎合したというのが、

筆者の見立てである。

国際情勢の緊迫化の中、

電気代の脅威は高まっている。

次回は電気代の問題を通し

GX(グリーン・トランスフォーメーション)

のウソを暴くことにしよう。

本日はこれまでです。

NIKKEI    ARCHITECTUREからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。