家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
エコハウスについて
建物の断熱や省エネが専門の
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の
前真之准教授が解説しています。(引用文を記述します)
Q, ZEH-Mはすごいマンション?
A、
:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの
集合住宅版「ZEH-M」の
過半は太陽光発電なし
:断熱・設備の強化なしに省エネ強化が
認められる魔法の評価方法で、
ゼロエネは名ばかりに
2023年の新設住宅着工戸数が
82万戸を切った。
東京大学大学院の前真之准教授は、
集合住宅を終の住処に
選ぶ人も増える今、
集合住宅版ZEHの
省エネ性能に疑問を呈する。
戸建て住宅の着工戸数が減少する中、
分譲マンションや
賃貸アパートなどの集合住宅でも、
断熱強化や省エネ性能の向上、
太陽光発電の設置を進める
必要性が高まっている。
その期待を担うのが、
「ZEH-M」(ゼッチ・マンション)。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
の集合住宅版だ。
集合住宅版ZEHに
その名と期待に見合った
実力はあるのだろうか。
今回は、
集合住宅における、
これまでの断熱・省エネ施策を
おさらいしながら、
ホントの性能を検証していく。
小規模な戸建て住宅では
約8割を中小工務店が手掛ける一方、
分譲マンションや
中規模のアパートなどの集合住宅は、
その多くを大手企業が供給している。
こうした大規模・中規模の住宅は、
2025年度からの
省エネ基準適合義務化に先行して、
省エネ性能を計算して
所管行政庁に提出する。
省エネ計画の「届け出義務化」が
実施されている。
ならば当然、
省エネ基準の断熱等級4、
1次エネルギー消費量等級4(BEI=1)を
クリアしているものと思ってしまうが、
2020年度の省エネ基準達成率は、
小規模が91%に達する一方、
大規模・中規模は
7割程度にとどまっている。
つまり、
大手企業は3割の集合住宅について
「省エネ未達」なのを知りながら
平然と届け出をしていることになる。
大手の住宅供給業者に、
省エネ基準を超えた
断熱・省エネ性能を求める
「住宅トップランナー制度」では、
戸建て住宅や賃貸アパートが
早々に基準整備の対象となった。
だが、
なぜか分譲マンションは外され続け、
ようやく2023年4月に追加された。
集合住宅の中でも特にマンションは、
立派な見かけに反して
断熱や省エネの性能は
大きく出遅れている。
「ZEH-M」で汚名返上と
行きたいところだろうが、
実情はどうなのだろうか。
本日はこれまでです。
NIKKEI ARCHITECTUREからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。