家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

エコハウスについて

建物の断熱や省エネが専門の

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の

前真之准教授が解説しています。(引用文を記述します)

Q,  ZEH-Mはすごいマンション?

A、

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの

集合住宅版「ZEH-M」の

過半は太陽光発電なし

 :断熱・設備の強化なしに省エネ強化が

認められる魔法の評価方法で、

ゼロエネは名ばかりに

2023年の新設住宅着工戸数が

82万戸を切った。

東京大学大学院の前真之准教授は、

集合住宅を終の住処に

選ぶ人も増える今、

集合住宅版ZEHの

省エネ性能に疑問を呈する。

同じ仕様でも断熱等級4が5に

国土交通省は、

遅くとも2030年までにZEH水準を

義務化する目標を示している。

土地代・建材費・人件費の

すべてが値上がりする昨今。

コストにうるさい

デベロッパーの抵抗を押し切って、

あの交通省がよくも性能向上へと

誘導しているものだ……

感心しているようでは甘すぎる。

2022年11月、国交省は突如、

断熱指標である

外皮平均熱還流率UA値について、

集合住宅での新評価方法を発表した。

なんと、

旧評価で考慮されていた

界壁・階床を通した熱ロスを、

新評価では無視することで、

断熱仕様が全く同じでも

「断熱性能が上がった」

ことにしてしまったのだ。

実際に、

11階建ての集合住宅(全29戸)で、

4通りの仕様例について

UA値を計算した結果を見てみよう。

住戸の位置などでUA値は異なるが、

一住戸の全住戸で

基準値を満たすのが一般的なので、

ここでは、

UA値が最大となる住戸に注目する。

仕様ごとに

旧評価と新評価それぞれの

UA値を比較すると、

新評価では0.2∼0.3程度

小さく高断熱と評価され、

1∼2等級アップグレードしている。

特に問題なのは仕様2だ。

省エネ基準レベルである

等級4の断熱仕様が、

ZEH水準・誘導基準レベルの5と

評価されてしまうのだ。

国交省の

幻惑マジックの手際の良さには、

ただ唖然とするほかない。

本日はこれまでです。

NIKKEI   ARCHITECTUREからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。