家づくりこぼれ話!

こんにちは 
建物と土地とお金のプロ菅原です。

エコハウスについて
建物の断熱や省エネが専門の
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の
前真之准教授が解説しています。(引用文を記述します)

Q, 補助金で家の省エネ性能は上がる?

A、
:国土交通省は
「断熱等級5・太陽光発電なし」
の長期優良住宅を
補助金やローン減税(控除)で優遇

:経済産業省が推進する
太陽光発電ありのZEHへの
補助金は魅力が薄まり、利用が停滞

「国の省エネ支援策である補助金や
住宅ローン減税(控除)の要件設計が、
かえって太陽光発電の普及を
鈍らせている」。

こう指摘する
東京大学大学院の前真之准教授が、

支援制度のゆがみや限界と、
その背景に迫る。

「長期優良住宅」の意義と限界


長期優良住宅の30年ストックを、
2019年の113万戸から
250万戸へ増やすことが、

新生活基本計画に
目標として明記されており、

国交省は普及に
シャカリキになっている。

確かに、
長期優良住宅の認定には、
耐震や劣化対策など
幅広い性能が求められ、

質の高い住宅ストック形成への
貢献が期待できる。

ただし、
バランスを重視するあまり、
省エネ性能は前述の通り平凡。

断熱等級5が必須となったのも、
ごく最近の2022年10月で、

太陽光発電はいまだ不要のままだ。

長期優良住宅は、
さまざまな項目の基準を
満たす必要があり、

手間とコストがかさむ上、
着工前の申請が必須なので
工期が制約される。

そのため、
専門スタッフをつけられる
住宅メーカーでは
多くの供給住宅で認定を
取得している一方、

工務店には
あまり普及していない。

「住宅メーカーにとっては当たり前の家」
に満額補助するような支援制度では、

住宅建設の
過半を手掛ける工務店にとって、

断熱や太陽光発電を
積極的に導入する
インセンティブになるどころか
逆効果である。

エコの名を語った
「バラマキ」と批判されても、
仕方がないだろう。

本日はこれまでです。
NIKKEI ARCHITECTUREからでした

では、では。

「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。