家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
空気という見えない消費
人が生きていることを
確認するには、
脈を取ったり、
息をしているかどうかを
確かめたりしています。
心臓と肺は、
生きている限り休まずに動き続け、
心臓は血液を循環させ、
肺は新鮮な空気を取り込む役割を
果たしています。
それでは、
一生のうちにどれほどの空気を
体に取り入れているのでしょうか?
人は通常、
安静時には1分間に
14~20回の呼吸をしています。
睡眠時にはそれより少なく、
運動時には増加しますが、
平均して15回の呼吸を
していると仮定すると、
1日に次のような計算になります。
15回/分×60分×24時間=21,600回/日
1回の呼吸で吸い込む空気は
約0.5ℓ(リットル)ですので、
1日で21,600回×0.5ℓ=10,800ℓ
の空気を
取り込んでいることになります。
さらに、
1リットルの空気の重さは
約1.3gですので、
10,800ℓ×1.3g=約14㎏
の空気を1日で
摂取していることになるのです。
この重量は、
水に換算すれば
40合分にも相当します。
実際に私たちが
最も体に取り入れているのは
空気ということです。
1年で約5トン、
一生では400トン近くもの空気を
吸い込んでいる計算になります。
ところで食べ物や水は
不要なものが排出されますが、
空気はどうでしょうか?
じつは、
呼気には体内で不要になった成分が
含まれています。
私たち自身も、
空気を汚染している一因なのです。
室内の空気汚染には
ホルムアルデヒドやPM2.5などの
物質が取り上げられますが、
呼気も空気汚染の
原因となっています。
エネルギーを節約するためには、
住宅の気密性が重視されますが、
同時に換気も必要です。
法律では、
2時間に1回、
空気を入れ替えることが
義務付けられており、
定期的に室内の空気を
外に捨てることが重要なのです。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。