家づくりこぼれ話!

こんにちは 
建物と土地とお金のプロ菅原です。

「おもてなし」の家


来客のための空間
家を新しくする時には、
誰でも家族の幸せを
願っているものです。

その家族も、
大きな社会の一員であり、

家族それぞれに、
他人とのつきあいがあります。

時には、
家族以外の人を
家に迎えることもあれば、

自然と人がよりついて
集まる家にもなります。

客間としての
住まいを考えてみました。

人が寄る家


現実的に、
来客を迎えている家庭は、
どれくらいあるものなのでしょうか。

おそらく、
家庭によって大きく違うはずです。

また、
来客があらかじめ
あるものと考えれば、
家のつくりも違うかもしれません。

家を新築した553軒の家庭に
調査したデータでは、

およそ4軒に1軒が
来客があると答えています。


友人が来て、食事やお酒を楽しむ21.4%
盆や正月には、親戚や友人が来る23.4%
時々、宿泊客がある28.6%


これらは、
それぞれ独立した質問ですが、
似たような割合になっています。

家を新築して
1年目の家庭のデータ
だからこそと考えれば、

少し多めに表れていると
考えられます。

しかし、
決して少ないともいえません。

日本の住まいでは、
このような来客のために、

多目的室である和室を
用意する習慣がありました。

しかし、
その和室も近年では
あまり求められなくなっています。

このデータの中には、
その傾向も読み取れます。


来客はリビングで対応する80.5%
来客はダイニングで対応する40.9%


つまり、
わざわざ客間を設けなくても、

リビングが
多目的の用途をこなし、
来客の受け入れ場所と
なっているようです。

もう少し詳しくみると、
盆正月に親戚がくる家庭では、

高齢者との同居も想定され、
和室を冠婚葬祭用として
設けている傾向が強くなります。

和室の有無を含めて、
親戚が来るのか、
友人が来るのか
想定される来客も
違うことが考えられます。

リビングで来客を迎えるのは、
客間とは違い、


ちょっとフランクに
人を迎え入れているイメージです。

かといって、
欧米人が日常的に開く
ホームパーティのような来客が
日本でも浸透しているとは
想像しにくいことです。

日本人のもてなし感を考える人と、
人を迎える家とは
どんな家なのでしょうか。

本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。