家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まい文化の栞
テーマパークのおもてなし
ディズニーランドや
ユニバーサルスタジオなど、
休みともなれば
大行列を覚悟して
多くの人が押し寄せます。
もちろん、
それだけテーマパークには
夢の国としての
魅力があるということです。
ジェットコースターのような
スリルを味わうのであれば
他にもたくさんありますが、
スリルを
楽しんでいるわけでもありません。
昔からあった遊園地とは
どこが違うのでしょうか。
その大きな違いのひとつに、
テーマパークでは
アトラクションに並ぶ待ち時間も、
楽しい体験の一部として
考えられていることがあります。
待ち時間中には、
友人や家族との
コミュニケーションを楽しんだり、
周囲の景色やディテールを
楽しんだりすることができます。
時には、
隠しキャラクターを発見すると、
前後の見知らぬ人たちとも
コミュニケーションが始まります。
そして、
待ち時間が長いほど、
アトラクションへの期待感や
興奮も高まります。
これと似た感覚を
演出しているのが、
じつは、
日本の伝統でもある
茶の湯の心です。
茶室への入場には、
待合で顔見せをして、
路地を通り、
わざわざ狭い躙り口から
入場するなど、
特別な手順や
プロセスがあります。
これらの要素は、
来客に特別感や
独特の雰囲気を提供し、
茶道の精神や
おもてなしの心を体験させる
役割を果たしています。
ただ、
部屋に入れるのでは、
ジェットコースターと
変わらなくなってしまいます。
テーマパークと
日本の茶室は、
異なる文化や
背景を持ちながらも、
訪れる人々に、
心地よい体験を提供することに
共通した
おもてなしの心を持っています。
だからこそ、
客人が忘れない思い出をつくり、
また、
訪ねてきたいという
気持ちになるのです。
袖を摺るような枝葉や、
思わぬ一輪の花など、
客人を招くときには、
ほんのちょっとした仕掛けを
してみてはいかがでしょうか。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。