家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
2階リビング・「休日の家」
光と風にあふれたリビング
限られた敷地の中で、
どれだけ快適な住まいの空間を
確保できるでしょうか。
普通の2階建てのマドリを考えても、
数えきれないほどの
バリエーションがあるでしょう。
その中でも発想を大きく転換して、
家族の集まるリビングを
2階にした生活を
イメージしてみてください。
じつは
意外と、快適で、安心で、
豊かな住まいになります。
さぁ、
2階リビングの家を
想像してみてください。
快適なところ
ごく普通に家のマドリを考えると
敷地の中の最も環境が良い場所に、
リビングを
つくることが多いと思います。
日当たりが良い
南に面した大きな空間を、
リビングとして
プランニングするのです。
そしてリビングには、
家族が集まり
団欒のひと時になります。
それだけリビングが
家族の空間として大切に
されているということでもあります。
しかし、
よほど条件の良い敷地でなければ、
実際の生活が始まってみると
意外と快適さが
満たされないことも多いようです。
リビングが
南に面して明るくても、
通行人が気になれば
日常的にはレースのカーテンを
閉めて暮らしている人が
ほとんどです。
通行人を気にしなくてもよい、
北側や東西道路の敷地であっても、
隣家の塀や壁を
眺めることになりかねません。
リビングの中にいても、
窓際まで席を移さないと、
もしかしたら
空を眺めることもできません。
圧倒的に、
このような敷地条件の方が
多いはずです。
しかし、
冷静に家全体を見渡してみると、
家の中にもっと快適な場所が
あることに気づきます。
それは2階です。
現実に戸建て住宅に
住まわれている方ならば、
2階の部屋が明るいことを
実感しているでしょう。
たとえば冬であれば、
底冷えする1階よりも、
2階は日当たりが良いので
暖かい空間になります。
夏であれば、
2階は風通しもよく、
人の目を気にすることもなく、
窓を開ければ風が吹き抜けます。
もともと、
暖かさは上に集まり、
冷たさは下に沈みます。
夏冬を通じて、
1階よりも2階の方が
温度が高くなる傾向にあります。
じつはリビングなどの
パブリックの空間よりも、
就寝する空間は少し温度が低い方が
適しています。
人が眠るときには、
体温が下がることで
睡眠へと導かれます。
眠くなった
子供の手のひらが熱いのは、
放熱することで
眠りにつこうとしているからです。
これを考えれば
寝室は温度の低くなる1階にして、
覚醒して活動している空間である
リビングを2階にするのは、
とても理にかなったことです。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。