家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
繁殖力が強すぎるグランドカバーは管理が大変です
オオクチバス(ブラックバス)や
ブルーギルなど、
海外から日本に持ち込まれた生物が
日本の生態系等に被害を与えています。
そのような被害を及ぼす
恐れがある生物は、
『外来生物法』によって、
飼育・栽培、運搬、輸入、
野外への放出、植栽、
譲渡などが規制されています。
個人が違反した場合、
最高で懲役3年以下もしくは
300万円以下の罰金が科せられます。
なお、
日本の生態系等に被害を
及ぼす恐れのある外来種は、
『生態系被害防止外来種リスト』
で確認できます。
この話題は家づくりには
無関係のように思うかもしれません。
しかし、
庭の土の部分を
グランドカバーで覆ったり、
庭の一角に花を植えたいと
計画している方には、
ぜひ知ってほしいのです。
たとえば、
重点対策外来種に指定されている
ツルニチニチソウは、
見た目が可愛らしく、
初心者にも育てやすいため、
観賞用やグランドカバー用として
人気があります。
ちなみに、「重点対策外来種」とは、
甚大な被害が予想されるため
対策の必要性が高いものです。
ツルニチニチソウを地植えすると、
どんどん繁殖します。
「管理が大変だから全て除去しよう」
と地上の草花を取り除いても、
地中に根を広げているので、
気付いたら復活しています。
そのため、
一度植えたら根絶するのは
大変なんです。
また、
初夏に黄色の花を咲かせる
オオキンケイギクも
特定外来生物に指定されています。
コスモスに似た可愛らしい花で、
以前は緑化のために
植えられていたそうです。
しかし、現在では、
「きれいな花だからといって、
ご自宅のお庭や花壇に
植えては絶対にいけません。」
と各自治体が注意喚起するほど
繁殖力が強い植物です。
栽培や売買は
原則禁止されていますから、
道端で見かけても
持ち帰らないようにしましょう。
生態系被害防止外来種リストに
記載されていなくても、
繁殖力が強い植物はあります。
そういえばスタッフは、
新築して間もない頃、
知人から貰ったレモンバームの苗を、
育て方を調べず地植えしたとか。
すると、
あっという間に繁殖して
手に負えなくなりました。
全部抜いたと思っても、
意外な場所から顔を出すとか。
結局、
完全に除去するまで
3年以上かかったそうです…。
グランドカバーなどの
植物を探す時は、
・生態系被害防止外来種リストに
記載されていないか
・繁殖力はどうか
などを確認して、
無理なく管理できる
種類を選びましょう。
本日はこれまでです。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。