家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住宅省エネ義務化と関連
省エネ住宅ほど、
強い家でなければならない
毎年のように猛暑が続き、
世界中で洪水のニュースが流れて、
地球の気候変動は
明らかに変わりつつあります。
その一番の原因といわれている
CO2を削減する活動は、
世界をあげて取り組むべき課題と
なっています。
日本でも、
その建築物の省エネの改正が重ねられ、
2025年は大きなターニングポイントを迎えます。
住宅省エネ法の歴史
2021年の改正では、
いよいよ住宅にも
省エネ性能の努力義務が課され、
建築士による建築主への
省エネ性能の説明を行うことが
義務となりました。
家を建てる人も、
住宅の省エネのことについて
知らないままでは済まされなくなった
ということです。
いよいよ2025年、
住宅にも省エネ性能の
義務化が実施されます。
最低限の基準である、
平成11年基準の断熱性能等級以上を
満たさなければ、
基本的に家を建てること、
改修することはできません。
ただ、その省エネ性能の基準には
2通りがあり、
断熱材やサッシの性能等を
詳細に計算する方法と、
国が定める最低限の仕様で
施工する方法があります。
より高い省エネ性能を
求めるのであれば、
前者の詳細計算が有効ですが、
簡単なこととはいえません。
たとえば、
間取りの変更や
窓の大きさを変える度に、
性能値は変わることとなり、
当然、
申請作業の進捗にも影響します。
いずれにしても、
省エネ義務化によって、
これまでに振り返った長い歴史を持つ
省エネ化の道筋は収束します。
さらに最低限の基準値が
高められることも考えられますが、
新たな目標も生まれつつあります。
これまでの生活による脱炭素への貢献、
つまり
オペレーショナルカーボンの削減に加えて、
建設時の脱炭素への貢献、
つまりエンボディドカーボンの
削減へ向かうのです。
この道筋も、
同じように非住宅から始まり、
いずれ住宅も義務化への道を
辿る手順になると発表されています。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。