家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住宅省エネ義務化と関連
省エネ住宅ほど、
強い家でなければならない
毎年のように猛暑が続き、
世界中で洪水のニュースが流れて、
地球の気候変動は
明らかに変わりつつあります。
その一番の原因といわれている
CO2を削減する活動は、
世界をあげて取り組むべき課題と
なっています。
日本でも、
その建築物の省エネの改正が重ねられ、
2025年は大きなターニングポイントを迎えます。
脱炭素の未来
建築物は木材だけでは建てられません。
鉄やコンクリートの使用量が
少ない木造住宅でも、
約3トン-CO2もの
炭素排出量があります。
これは、
決して少ない量ではありません。
省エネ住宅で
エネルギー量を削減しても、
2~30年もかけなければ
回収できないほどの量なのです。
木造住宅でもこれほどの炭素排出量が
あることを考えれば、
非木造のビルでははるかに多くの
エンボディドカーボンが
排出されているのです。
2025年早々に、
この建設時排出炭素量削減への方針が
政府より発表されました。
省エネの基準が
非住宅から規制されたように、
建設時の炭素排出量削減も
非住宅への対応から始まります。
そして住宅建設でも、2030年には
エンボディドカーボン削減量の算定が
義務付けられるロードマップが
提唱されています。
しかし、
木造住宅でどれだけ炭素排出量を
削減できるでしょうか。
たとえば輸送にも
エネルギーを消費します。
国産材を使うことも
エンボディドカーボンへの
取り組みとなります。
なによりも、
住宅で鉄とコンクリートを
多く使っているのは基礎です。
脱炭素に貢献する基礎が
求められることになるでしょう。
もちろん基本的には、
構造的な強度も求められます。
基礎構造の主体である
基礎梁を強化するなど、
材効率を高めた工法などの
技術開発が期待されます。
住宅の省エネ義務化まで
40年を経て、
2025年、ここからまた
脱炭素の歴史が始まります。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命